引越しで車を廃車したい！引っ越し前と後ではどちらがいい？廃車の方法とは

引っ越しに伴って車が乗れなくなってしまった場合、古くなってしまった場合は、維持費のことも考えると処分してしまうのがよいかもしれません。

では、車を処分するときは引っ越しの前と後どちらの方がお得なのでしょうか。

この記事では引っ越しの前と後でそれぞれどちらがいいの？ということや、引っ越しの際の廃車方法についてご紹介したいと思います。

車の処分は引っ越し前と後どちらがいい？

車の廃車を考えている場合、引っ越し前と後では一体どちらがいいのでしょうか。

メリットやデメリットについてここではご紹介したいと思います。

引っ越し前に手放す場合

まずは引っ越し前に手放す場合についてですが、基本的には、車の買取価格に関しては、全国展開をしている買い取り業者であればどの地域で売却を行っても査定額に差が出るわけではありません。

しかし、もし、引っ越し先で絶対に車が必要ないと分かっており廃車にしたいのであれば、引っ越し前に手放したほうがお得です。

引っ越し前に手放すメリットは、必要な書類が少なくて済む、住所変更の届出の手間が省ける、輸送費がかからないという点が挙げられます。

しかし注意する点として、売却を急いでいる場合には、査定額を相場より低く見積もってしまいやすく、安く買い叩かれるおそれがあることです。

引っ越し後に手放す場合

引越し後に手放す場合ですが、新たな住所を15日以内に普通自動車であれば陸運局に、軽自動車の場合は軽自動車検査協会に届け出る必要があります。

法律で届け出ることが定められているため、可能な限り早めに届け出が必要です。

また、現住所と車検証の住所が違う場合は必要な書類が増えます。

引っ越し後は印鑑証明書が以前のものでは使用不可となっているため、現住所であらたに印鑑証明をする必要があります。

転勤・引越しで車を処分するタイミングは引っ越し前の方が手続きは簡単

引っ越しに伴って車の廃車を検討している方もいらっしゃると思いますが、引っ越し前と後で手続きと必要な書類が異なります。

処分をするだけであれば引っ越し前の方が簡単で、通常の売却手続きをとることができます。

引っ越し後に処分をするのであれば、車検証の住所変更が必要で、届け出をしていない場合は住民票あるいは住民票の附票が必要となります。

引越しを何度かしている時の廃車に必要な書類

今の住居地までに2回以上転居し、住民登録をその都度行っている場合、住民票の前住所ではひとつ前のお住まいのところまでしか確認ができません。

そのため本籍地で転居歴を確認できる戸籍附票の取得が必要になったり、結婚されていてお名前の変更があった場合は戸籍謄本を取る必要があります。

戸籍謄本や戸籍の附票は、本籍地の区役所や市役所でしか手に入れることができまぜんので、本籍地が遠方である方は、郵送対応で依頼する方法をとったとしても、日数が必要になるため時間がかかってしまいます。

このため、前もって転居をした時に運輸局または軽自動車検査協会で車検証の登録内容変更届をしておくと、こういった手間の負担を省くことが出来ます。

まとめ

スムーズに廃車するなら住所変更手続きを忘れずにしておくことが大切です。

廃車手続きを行う際、印鑑証明と車検証の住所が不一致だと手続きを進められません。

このため、引っ越し前のほうが手続自体は簡単です。

ですが、引越し後の場合や、何度か引っ越しをしている場合には、現住所と車検証に記載されている住所が繋がるように、「住民票」「戸籍の附票」「戸籍謄本」を用意しましょう。

また、「今すぐに廃車にするわけではない」という人も、早めに住所変更手続きを行っておくと安心です。

普通自動車なら管轄区の運輸支局、軽自動車なら軽自動車検査協会に必要書類をそろえて足を運びましょう。

住所変更が終わっていれば、いつでも好きなタイミングで廃車手続きを行えます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。